アイデアを形に!初心者に伝えたいデザイン思考の基礎

デザイン思考の基礎

デザイン思考は近年広がりを見せていて、僕はそんなデザイン思考が大好きです。

デザイン思考家の仕事は、「人々が自分でさえ気づいていない内なるニーズを明らかにする手助けを行うこと」であり、常にどのようにして人々の内なるニーズを明らかにし、アイデアを生み出して形にしていくのかという大きな課題が立ちはだかります。

今回は、そんなデザイン思考の基礎となる考え方をお伝えします。

デザイン思考を学ぶ上で基礎となる3つのポイント

その1:発散的思考で目的や選択肢を増やす

発散思考

まず大事なのが、いきなりアイデアを考えようとするのではなく、アイデアの種になるような情報を集めて分析を行う事。アイデアは既存の要素の組み合わせ、つまり自分の頭の中にある情報を組み合わせることで生み出されます。

本を読む、ネットで調べる、専門家に話を聞く、ユーザーを観察する...こうして「これでもか!」くらい情報を集めて視野を広げる事で、今まで見えて来なかったアイデアの着想に大切な部分が見えてきます。

『情報なくして、アイデア無し。』

情報を収集することは、良質なアイデアを出すための基本です。何もしていなくても自然とアイデアが湧くような人は、必ず様々な情報を常に仕入れています。こうした情報収集は、ぜひとも習慣にしておきたいものです。

その2:収束的思考でアイデアを導き出す

収束思考

発散的思考で集めた種をもとに、人々の内なるニーズへの答えとなるアイデアを考えていきます。情報を収集している時も、常に最高の組み合わせはないのか?考え、ピン"と来たものはメモをしておきましょう。

この収束的思考で集めた情報を一つのアイデアに統合していくことが、解を導き出す力になります。

アイデアに答えはありません。

インスピレーションを大事にしていきましょう。

その3:発散→収束→発散→収束→…

発散・収束思考

ただし、アイデアを導き出す上で、いきなり「これだ!」という解が現れることは稀です。(最初は良いと思うアイデアも一日寝かせると「やっぱこれじゃない。」と思うのがほとんど。)なので、発散的思考と収束的思考の行き来を繰り返し行って、思考の曖昧さをなくしていく作業が必要です。

アイデアを生み出す上で世界的に参考にされる有名な著書である『アイデアのつくり方』-ジェームズ・W・ヤング著-では、アイデアが生まれるプロセスは、次の5つの段階があると書いてあります。

  1. 資料集め
  2. 集めた資料の咀嚼
  3. 放置(孵化段階)
  4. ひらめき
  5. アイデアの検証・具現化

やはり、最初は情報の収集。後悔のないよう、これ以上ないほどの情報を収集していきます。そして、収集した情報を整理して理解しながら、アイデアを「もう無理。このプロジェクト失敗になるわ。いや、マジで。くそ〜。」と嘆くまで書き出していきます。

初めの方に生まれるアイデアは、誰にでも考えられるような他愛もないものしか生まれないようで、一度全てを吐き出したその先に"斬新な"アイデアというものは生まれてきます。

第3段階に「放置」とありますが、これは無意識下でアイデアを探す作業です。考えられるだけ考えて、最後は日々の生活の中のインスピレーションに身を任せることになります。お風呂やトイレの中、電車に揺られているときなど、特にリラックスした状態だと、頭がスッキリして素晴らしいアイデアが生まれることが多いようです。

注意しなければならないのは、直感を重視してアイデアが生まれるのをただ待つわけではないという点。必ず無意識下で考えられる状態まで追い込むことです。とにかく、情報を収集・整理していくことでアイデアの種をまいていき、綺麗な花を咲かせていくことが大切になります。

このように、デザイン思考ではポイント1〜3のプロセスを経て、アイデアを着想し、具体的な形にしていきます。

アイデアの良さは他人が決めるモノ

一つ忘れてはいけないのは、デザイン思考においてアイデア善し悪しは「アイデアの発案者」に基づいて判断されてはいけないということです。ユーザーの口コミ(バズ)を生み出すアイデアを支持すべきであり、ユーザーの内なるニーズに応えられているかはユーザーに聞かなければ分からないのです。

アイデアは組織的な支持を得る前に、生の声による支持を得る。どんなにアイデアに愛着を持っていたとしても、そのアイデアが世の中に受け入れられなければ意味がありません。

気に入ったアイデアがあってどうしても実現したいなら、何とかしてそのアイデアをユーザーに認めさせてやりましょう。それ以外に方法はありません。

まとめ

「あれ?デザイン関係なくない?」と思ったあなた。そうです。デザイン思考は、絵を紙に描くのでは全くありません。「人々が潜在的に求めるアイデアを考え出すプロセス」こそがデザイン思考の本質なんです。

デザイン思考において、この発散的思考(情報を集めて視野を広げること)と収束的思考(集めた情報を元にアイデアを生み出すこと)は基本の"き"になってきます。

多くの情報を分析していき、それを一つのアイデアに収束していく。このアイデアは単なるクリエイティブではなく、世の中に適した形で生み出されるデザインされたアイデアです。

発散と統合を繰り返し、曖昧さをなくして素敵なアイデアを生み出しましょう。

参考書籍:
アイデアのつくり方』ジェームズ・W・ヤング
デザイン思考が世界を変える』ティム・ブラウン

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