デザイナーの仕事とは?デザインの目的とビジュアル化の必要性

デザイナーの仕事

基本的にデザインの目的は、「情報の発信側と受信側を繋ぐコミュニケーションを行い、多くの人にメッセージを届けること。」です。つまり、企業のデザインを担当するのであれば、ユーザーに伝えたい情報を効果的に表現することになります。

「上品で可愛らしさと新しさのある雰囲気でお願い。」など、商品の雰囲気やコンセプトなどの抽象的なものを具体的に形にして表現していくことがデザインの仕事なわけです。

広告デザインにおいては、クライアントの伝えたいメッセージを届けるためには文字や言葉は必須で、イベントやキャンペーンの内容や場所・日時などは文字で伝達する必要があります。

ただ、人は文字や言葉以外の要素から受ける情報の方が圧倒的に多いです。心理学者のアルバート・メラビアン博士が話し手が聞き手に与える影響はどのような要素で形成されるか研究した結果、話し手の印象を決めるのは「言葉以外の非言語的な要素で93%の印象が決まる」ということが分かっています。

メラビアンの法則

このように、特に人は視覚優位で情報を取得しており、話している時であれば、声のトーン・目や手の動き・洋服など様々な情報に無意識に目を向けてますよね。広告であれば、写真の雰囲気や色やイラストから受ける印象は非常に重要で、言葉だけでなく様々な要素をトータルで受け止めて相手とのコミュニケーションをしています。

このコミュニケーションには民族的な違いに加えて、男女間や年齢による違いもあり、それは国による言語の違いのようなもの。デザイナーにはその微妙な違いを理解し、ビジュアルで表現することが求められます。

ビジュアルデザインで伝える

よって、デザイナーはビジュアルによる「話法」や「文法」を習得することが求められます。

ビジュアルを使えば感情にストレートにメッセージを訴えることができ、言葉以上に説得力与えることができるので、かなり実用的な表現方法です。ただし、爽快感・可愛らしさ・信頼・ユニークさ・美味しさ…。こういった情報をビジュアルで表現するのは、そう簡単にできるものではなく、専門的な表現技術が必要になります。(ここにデザイナーの存在価値がある!)

  • 企業ロゴ
  • 広告ポスター
  • Webサイト
  • チラシやPOP
  • 空間デザイン
  • 建築
  • などなど

デザイナーはこの表現技法を学んでいくわけで、広告であれば伝えたいメッセージをビジュアル語に翻訳するようなものとも言えます。そしてこの言語の習得は非常に困難です。

以前、「デザイナーに”無料"でデザインを頼む人は常識がなってない。」なんて記事が話題になりましたが、専門技術はそれ自体が商品であるわけなので、そう易々と「無料でやって。」なんて言ってはいけないと僕も思います。

お店の商品を「これ欲しいからタダでちょうだい。」と言ってるのと同じですからね。「友達だから。」「名前載せてあげるから。」「実績になるでしょ。」みたいのも基本的にはなしかなと。依頼する側にとって都合の良いやってくれる人もいますが、技術は仕事上では商品ですから、どちらも辞めた方が良いでしょう。

これに関しては、詳しくはこちら『どうしてプロに無償で仕事依頼しちゃダメなのか - 原価のある、時間』を読んで下さい。

まとめ

ビジュアルには、人の心を動かす力がある。

デザインの専門家たちは、何年もかけて抽象的な情報の表現技法を学びます。

デザインの専門家でなくともアイデアを表現する際には、頭の中にあるものを一度、紙などに吐き出してみましょう。マインドマップというツールを用いると効果的にアイデアを表現できたりもするので、興味ある方はぜひ試してみると良いかと思います。とにかく頭の中をビジュアル化!

ビジュアル化されたものは、思考が視覚的に整理され、直感的な理解を促します。そのためにデザイナーがこのビジュアルで情報を表現することを学ぶのは、デザインを考える上での最初の一歩なんですね。

p.s. デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、計画を記号に表すという意味のラテン語designareである。

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