経営者・Web担当者なら知らないとマズい「車輪の再発明」とは?

経営者・Web担当者なら知らないとマズい「車輪の再発明」とは?

車輪の再発明という言葉を聞いたことありますか?

Web業界では使い古された言葉ではあるものの、一般の方からするとあまり馴染みがないのではないかと思います。

とはいえ、Web系の人以外にも知っておいて欲しい考え方なので、今回まとめていきます。

車輪の再発明(Reinventing the Wheel)とは?

広く受け入れられ確立されている技術や解決法を知らずに(または意図的に無視して)、同様のものを再び一から作ること

『新たな付加価値が何もないものを作成するのにコストをかけることから、皮肉的なニュアンスで用いられる。再発明を行ってしまう理由としては、「既存のものの存在を知らない」「既存のものの意味を誤解している」といったことが挙げられる。主にIT業界、とくにSEやプログラマの間で良く用いられる。』Wikipedia

要するに、「製品やサービスを一から作る労力やコストを考えれば、既存製品を使った方が効率が良い」という話です。当たり前の話ですが、意外と盲目になっている方も多いので再確認させてください。

*今回は、Webシステム開発・Webサイト制作などを外注する場合で考えていきます。

既存のシステムを使う利点

  • 費用が格段に抑えられる
  • オプションやサービスが充実している
  • 編集やカスタマイズなど、誰でも管理しやすい
  • 動作(品質)が安定している

詳細なカスタマイズはできないものの、多くのユーザーの利用するシステムであれば、あなたが欲しいと思った機能の9割は既にシステムに組み込まれているはずです。

何も考えずに高い費用で外注して作り直して、さらにちょっとしたシステムの変更やカスタマイズで費用をとられて…などは不毛であると言わざるを得ません。

覚えておきたい例

では、どのようなことがあるのか?

ECサイトを作るなら、ECショップのサービスを使えばいい

→C-cubeなどで自社システムを構築すると、50万円~数百万円+管理費3万円/月程度かかるが、ECショップサービスなら月額0円〜1万円程度あればシステムを活用できる。デザイン費用を含めても10~30万円あれば大抵は済む(ECシステムの構築)。

ECシステムをカスタマイズする必要性がなく、テスト運用でECサイトを試してみたいのであれば、ECショップサービスを使った方が良いに決まっています。(お金に頓着しないなら別ですが…)

中途半端なECサイトを構築するなら、既存のシステムを使うことをおすすめします。随時アップデートなどもしてくれますし、動作も安定して、スムーズな決済が可能です。

  • 予約システムを構築したいなら、既存のツールを使えばいい
  • 更新するWebサイトを作るなら、Wordpressを導入すればいい
  • 実装したい機能がライブラリにあるなら、それを使えばいい

このように「何を作るのか?」と「何を使うのか?」を正しく分けて、効果的に活用していくことが求められます。

調べればすぐ見つかりますし、そう難しいことではないので、外注する前に自身できちんと調べるようにしてみてください。

ちょっと違う例

×Web制作は格安制作サービスに代行すればいい

ホームページなどのWebサイトを作成する時に、5万円~15万円程度の格安テンプレート制作サービスがあります。企業のコンテンツは三者三様であって、テンプレートで全てを表現するのは難しいのが現状です。

企業にとってホームページは「会社の顔/名刺」とも言われ、社内の人間はもちろん取引先や就業希望者も意外と見ています。デザインで印象が大きく左右されるからこそ「安いからいいや」ではなく、ユーザー目線で良い印象を与えられるような工夫が必要です。

もし企業や商品/サービスの価値をユーザーに届けたいなら、きちんとオリジナルのデザインで勝負しましょう。ホームページを一応欲しいという方は格安で作ってみるのも良いと思います。

*なお、制作過程において成功しているWebデザインやトレンドを抑えたり、部分的にテンプレートのコードを使用して作業効率を上げることは重要です。

車輪の再発明は制作会社ではなくサービス提供会社に任せよう

車輪の再発明(システムのアップデート)なくしては、我々の進歩はあり得ません。では、あなたが再発明する必要があるかというと、それは違います。外注先の制作会社に任せれば良い?多くの場合、これも違います。

大規模な制作会社であればシステムの開発、アップデートもしてくれるでしょうが、企業にとっては膨大なコストがかかります。なので、システムの更新は大多数のユーザーにサービスを提供している会社に任せるのが効率です。

Web業界では、ユーザーは増えても運営コストはほとんど変わりません。ですが、売り上げは増えていきます。ユーザーを増やすため、より良いサービスを提供しようと開発が続いていきます。ユーザーが多ければ開発により多くのリソースを割くことができます。

車輪の再発明はこうした会社に任せて、車輪をどう活用するかに集中しましょう。

再発明する際は、「なぜそれが必要なのか?」を明確に

「使えるサービスがあるなら、自社でシステムを構築する・他者に外注してシステムを構築するのではなく、借りてくれば良いじゃないか?」

あなたが欲しいと思うようなサービスの大半は、既に市場に出回っています。探せばきっとあるはず。

何も考えずによく分からない制作会社やシステム会社に外注するとぼったくられることもあるのでご注意を。

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