仮想通貨

仮想通貨のICO案件は危険が多い。その理由は…

仮想通貨のICO案件には基本的に乗らない方がいい

仮想通貨市場において、社会の課題に対して魅力的なソリューションが提案されているICO案件はとても魅力的です。

「これは産業構造を変えるかもしてない」という期待から投資して見たくなりますが、短期的なリターンを重視する場合はやめておいた方が賢明かもしれません。

今回はその理由を紹介していきます。

理由1:取引所に上場するまでに時間がかかる

ICO案件で購入した通貨は、取引所に上場して流通するまでに下手したら1年近くかかります。成長段階である仮想通貨の市場において、これは命取りです。

2017年、ビットコインの価格は20倍にもなりました。ICOに出資してプールされている間に他の仮想通貨の価格はぐんぐん上昇しています。

そうした通貨に対する機会損失を生んでしまうのです。これは例え購入金額の50%ボーナスがあったとしても、全然足りません。

理由2:公開後に購入しても大して変わらない

注目されているICOでなければ、流通し始めたところで価格が急上昇する可能性は低いです。むしろ、初期のボーナス特典が目的だった人たちの売りが入って下がることもあります。

もちろんICOから上場して直ぐに急上昇する銘柄もありますが、有名な取引所へ上場できるかと、注目度に大きく左右されます。

理由3:値上がりするまでに時間がかかる

ICOを終えたプロジェクトのトークンが取引所で発売されるのに数ヶ月、プロジェクト自体が本格的に始動するまでに年単位で準備期間が存在します。

大手メディアで取り上げられる、既に取引所への上場準備が進んでいるようねプロジェクトでない限りはなかなか価格が上昇してくれません。

OmiseGoは上場から1ヶ月で約8倍の価格になったようですので、この点はきちんと事前に取引所への上場審査を行なっているかなどを参考にするのが良いと思います。

理由4:ユーザーを紹介した人が得な仕組みである

ICOは基本的に紹介した人勝ちです。登録しておくと、アフィリエイトリンクが発行され、紹介者の出資金額の5%~10%をボーナス特典でもらえたりします。

100人に紹介できたら自分で出資しなくても十分なトークンがもらえます。(登録だけ紹介リンクをシェアするのがおすすめ)

理由5:ICOに失敗、詐欺プロジェクト被害に遭うことがある

十分な資金が集まらなかったり、そもそもプロジェクトを進める気のないICOに出資してしまうと、「プロジェクトを断念しました」と手のひらを返してなくなってしまうこともあります。

ICOに参加する際はボーナス特典だけではなく、信頼できる組織によって運営されているかを必ず確認しましょう。

実体験:COMSA

日本で話題となったCOMSA(企業向けICO支援プラットフォーム)のICOがありました。当時、COMSAに5000NEMほど試しに入れたのですが、半年近く経ってNEMの価格は10倍以上になったものの、COMSAは初期価格の2,3倍程度にしかなっていません。

本来であれば、100万円近くになっていたはずの通貨が50~60万円にしかなりませんでした。

COMSAに投資したことで、価値が5分の1になったようなものです。私は将来性を期待しているので、まだホールドしていますが、利益を出したいのであれば無難な仮想通貨に投資しておいた方が良い可能性が高いです。

ICOに参加すべき人・そうでない人

以上の理由より、ICOへの参加に向いている人と向いていない人の特徴が分かります。

ICO参加に向いている人

  • プロジェクトの価値が分かる
  • プロジェクト自体を応援したい
  • 十分な資金が既にある
  • 長期保有で利益を得たい

ICO参加に不向きな人

  • 短期的に利益を得たい
  • 上手い話に簡単に乗ってしまう

結論|ICOへの参加は金銭的に余裕のある人におすすめ

仮想通貨のICOに参加する場合、円で出資するのではなく、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を使用します。レートは基本的に出資時の価格を利用します。

例えば半年後に出資した通貨が市場に出回る時、BTCやETHの価格が上がっていたとしても、レートは半年前のままです。すると、実際に流通し始めてから購入した方が同じ金額で多くのコインを購入することができます。

例|ICO案件の出資時と上場時の価格比較例

ICO出資時

  • 仮想通貨A:1コイン100円
  • ICOトークン:1コイン100円

↓6ヶ月後(仮定)

取引所上場時

  • 仮想通貨A:1コイン1,000円
  • ICOトークン:500円(5倍の価格上昇を経てレートが落ち着いたとする)

*この場合、初期ボーナスがついたとしても、Aをそのまま持っていた方が得になります。(購入するにしても、ICO時より多くのコインが買える)

数年後の価値は未知数である…

長期的に考えれば、ICO時に購入した仮想通貨が数年後に大化けする可能性は十分にあります。

ビットコインやイーサリアムのような既に時価総額の高い仮想通貨は急に10倍・100倍の価格になる確率は低いですが、ICOで十分に市場に出回っていない通貨であれば100倍はもちろん、時には1万倍もの価格にもなり得ます。

よって、もしICOに参加するなら長期保有を前提として保有しておくのが良いのではないかと考えています。

短期であっても有望な仮想通貨であれば、銀行に貯金しておくよりは資産が増えます。仮想通貨市場が成長しているので、バブルが弾けない限りはほぼ確実です。

仮想通貨のICOに参加する際は良い点と悪い点を踏まえた上で出資するようにしましょう。

ABOUT ME
ぎしたか
ぎしたか
埼玉県在住フリーランス|Webデザイナー・フロントエンジニア・仮想通貨/FXライター|2019年の目標→エンジニア転向|Webサイトを作ったり記事を書いています。今も紙の本が好きです。(`・ω・´) 詳しいプロフィールはこちら